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夢の途中

だいすきなひとたちにしあわせがふりそそぎますように。

始まりは 思いもかけずに 僕の目に映ったよ



2015年8月。
去年デビューしたジャニーズWESTのメンバーの神山智洋くんが好きなわたしは、今年の夏は神山くんが出るステージがないことを寂しく思いつつ、彼の後輩である関西ジャニーズJr.主演の舞台を観に行くことに決めた。
「少年たち」。それは代々受け継がれてきている有名な舞台で、かつて神山くんもこの松竹座で出たことのあるものだった。


関西Jr.はパフォーマンスが派手でかっこよく、関西人独特のノリで面白い。人柄も気さくそうな子ばかりで大好きだ。ただ、今はもう神山くんが居ない上に、特に「この子」という推しが居るわけではなかったので、いわゆる箱推しであったし、

「彼らの今を目に焼き付けたい」
「どんな少年たちを演じてくるのだろうか」
といった、全体像の方を目的にしていたと言える状態だったと思う。
家を出る時、「あっ忘れ物」と思ってふと双眼鏡に手を伸ばしたわたしは、「今回はいいか、神山くんじゃないし、一階席だから全体はよく見えるだろう」と思い、持っていくことをやめようとした。

わたしは自分の好きなメンバーをずっと見ていたいタイプなので、神山くんのステージには必ず双眼鏡を持っていき、ずっと神山くんの動きや表情を見てきた。
だから今回は、誰かを追うこともないから、全体像を楽しもうかなと判断しようとしたのだった。

しかし、「あっても困らないし、荷物にならないように小さいやつならいいか」と思い直して、
わたしは結局、双眼鏡をカバンに入れたのだった。

自分自身のその判断にここまで感謝する時が来るとは、まだ知る由もなかった。

14日金曜日、大阪松竹座。午後17時半。舞台「少年たち」の幕が開いた。

ある監獄のお話。看守と、青チーム赤チームにわかれた囚人たちがやり取りを始める。
よく知ったメンバーの多い青チーム。やはりダンスのキレや堂々とした姿が、Jr.歴の長さを感じさせる。

片や、赤チーム。
主役級の2人を除き、あまり見たことのない子たちが並ぶ。
この2、3年のJr.たちの出入りには詳しくなかったので、新人だろうか、またはこれまで出てきてなかった子たちなのだろうか…そうやって赤チームのメンバーを見ていった…そのとき。
ひとりの少年に目が止まった。

あれ…この子…かっこいい…





赤や青の囚人服(ツナギ)に身を包むJr.たちの中で、ひとり、
彼は白いTシャツにツナギを腰巻きにしていた。

わたしはなんでこんなにこの子が気になるんだろう… この個性的な格好のせいなのだろうか…

最初はそう思った。でも、見れば見るほどそんな単純なものじゃないことを感じた。


これは、この子に惹かれてる…


そして彼のセリフがきた。
「俺はアカナじゃああ!!」

「あかな…くん…」
舞台は役名がメンバーの実名だったので、ここでわたしは彼の名前を知った。ドキドキが止まらない。なんだろうこれは。



気づけば、それから、その無邪気な笑顔に吸い込まれるように、
わたしは必死に双眼鏡をのぞいていた。




…ずっと見ていたい。

その衝動は、その思いは、いつも神山くんに対して抱いていたものと同じだった。なんなんだ、これは。






舞台の幕はあっという間に閉じた。
彼の笑顔に見惚れ、
演技に魅了されているうちに。

そしてまた幕があがり、
show timeの時間となった。




どんな風に出てくるのだろう。
気づけば心臓がすごい勢いで鳴っていた。





…いた…か、かわいい。


役を脱ぎ捨て、1人のアイドルとして登場した彼の姿を見た瞬間、
わたしはまた、何かが崩れるのを感じた。







まだ慣れてないとはいえ、
精一杯お客さんを楽しませようという彼のシャカリキな姿、
心からの気持ちであろうと確信できるほどの優しくてキラキラした笑顔。
見惚れた。
ただただ見惚れた。


さっきのは幻覚なんかじゃない。
わたしは生まれて初めて、一目惚れしたんだ…



こんなことになるなんて、思ってなかった…




わたしは、
夢見心地のような、キツネにつままれたような、
不思議な気持ちで松竹座をあとにした。



それから。
これまで何も知らなかった彼の情報を集めた。
なんと2014年12月入所。まだ1年経っていないじゃないか…
そしてなんとまだ中学生…
ハタチくらいにも見えたその風貌からは想像もつかなかった…




そして最近、テレビで彼がトークをしているところを見た。
おっとりした話し方で、先輩方のコメントにも一つひとつ丁寧に返事をする。
落ち着いていて、自分の考えもしっかり持っている。

少年たちのアカナとは別人だった…
改めて、あれが凄まじいレベルの演技だったことに気づき、震える。


そして、ネット連載での先輩方のコメントと、最新号の雑誌でのこの記事(画像が見にくくてすみません。一番最初のは西畑大吾くん、最後のは藤原丈一郎くんのコメントです)。
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真面目。とにかく仕事に対して真面目で根性と向上心があって。
たった1日しかない休演日(6日は番組の収録だった模様)に、アクロバットを習いに行く。
バースデードッキリの前のダメ出しについて、本当の部分もあったと思うけれどと捉える。
「あそこどうでしたか」と先輩に自ら聞きに行く。

そして、そんな姿勢と才能を、
「芝居初めてなのにうまくてびっくりした」
「自分があの年齢であの役やれっていわれても絶対できない」
「礼儀正しい」
と、先輩方から絶賛される…

わたしが囚われた一時のあの感情が、一時のものではなくなっていく気がした。


そしてとどめがこれだった。
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 「赤名竜乃介のファンになってよかったと絶対思わせるので、応援よろしくお願いします」






全力で惚れた。
ファンの一員になりたい。
応援したい。
応援しよう。
わたしは腹をくくった。


「僕のファンになってよかったと思ってもらえるようにがんばります」とかじゃなくて「赤名竜乃介のファンになってよかったと絶対思わせる」って。

アイドルやる上で、というかそもそも人間として、謙虚さと強気のバランスって大切だと思う。でもそれが一番難しいことだと思う。

俺俺しててもいけないし、かといって「自分なんて全然なんで」ではファンも不安になるし頼りない。

つまりは、
向上心を常に持っていて傲慢になることがなく、普段は腰が低いけれど、
肝心なところで、強気であるべき。


彼はまさにその理想形ではないか…

普段物腰柔らかで先輩方に絶賛されるほど礼儀正しく真面目。
しかしファンに対しては「自分のファンになってよかったと絶対思わせる」まで言っちゃう責任感。

謙虚でありつつも大切なところが強い。






わたしはもうハタチをこえてて年も年だし、
さすがにJr.の子たちは遠くからあたたかく見守っていくスタンスでいこうと思っていた。

しかし、いい年して、こうして、本気で追いかけたいと思うひとに出会ってしまった…




わたしは、その人への気持ちはその人へだけのものだと思っているから、
神山くんへの気持ちは今までと何も変わらない。


でもこの夏のこの出会いは、
一生忘れられないものになる予感がする。
もちろん赤名くんがいつまでJr.を続けてくれるのか、
はたまたいずれデビューまでいくのか…
それは何もわからない。
わたしにできることは、赤名くんが出てくれる一つひとつのステージを大切に、応援することだと思っている。そういう、これから思い出のページを刻んでいく作業が、とても楽しみになってきた。

最後に、おそらく同じような体験をした人には共感してもらえるであろう嵐のRock youという曲の歌詞を載せます…f:id:kamikaze07:20150916120307j:plainf:id:kamikaze07:20150916120256j:plain